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脱毛後のお風呂を控える医学的な理由
目次
脱毛後のお風呂に関するポイント
- 脱毛施術当日はお風呂への入浴は制限が必要です
- 低温シャワーで身体を洗う程度は問題なし
- 通常は施術翌日以降からお風呂に入浴可能
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脱毛後のお風呂を控える医学的な理由について知る前に、当クリニックで最も推奨される医療脱毛がどのような手順で、どのような環境で医療脱毛されるかの施術の様子をYoutubeで事前に視聴いただけます。
脱毛後にお風呂に入りたい方へ
永久脱毛は医療脱毛である必要があるため強いレーザーでの施術を受けた患者さまから、脱毛施術当日にお風呂への入浴は可能であるかとか、施術当日は入浴できないとしてもいつからなら問題ないのかという質問を良くいただきます。
前提としましては、医療脱毛の施術日当日はお風呂の湯船に入る行為、つまり入浴は控えることが強く推奨されます。
とはいえ、日常生活で汗をかいたり身体が汚れてしまっている方もいらっしゃいますので、ぬるめのシャワーで軽く身体の汚れや汗を流す程度であれば全然問題ございません。
日本人の方であれば、お風呂というと湯船に浸かる入浴がイメージされるかと存じますが、施術当日の湯船に浸かる入浴は極力さけていただく必要があります。
これには医学的な理由や根拠がありまして、脱毛施術では毛根組織を破壊するために強い出力レーザーを地肌に照射するため、入浴により皮下の血行が良くなってしまうとお肌のトラブルが発生してしまうリスクが高いからです。
身体や肌を温めない低温のシャワーで身体の汚れや汗を流す程度でしたら、血行を促進することはほぼありませんので問題ありません。
ですので、実は入浴だけが原則的に制限される行為ではなく、身体全体の血行を促進するような行為全般を極力控えていただくことが必要となります。
入浴以外で血行を良くする行為としては、飲酒や汗をかくような運動全般からサウナに入ったり体温が変化するぐらい辛い物をたべる行為など、身体が熱を帯び汗をかいたり血管が拡張するような活動全般については、医療施術当日は極力控えていただく対象となります。
これらの行為制限の目安としては、医療施術終了後は最低でも12時間以上は時間を空けていただくことと当日は12時間経過しても入浴を控えていただくことが前提条件となります。
所定の時間経過後は、肌の状態もほぼ元に戻っておりますので、翌日以降であればお風呂に入浴することもその他の血行が良くなる行為全般についても全く問題ございません。
脱毛後のお風呂がダメは理由がある
ここでは脱毛施術後にお風呂への入浴を極力控えるべき理由についてご案内させていただきます。
しっかりとした脱毛効果を得るために、医療脱毛は強力なレーザーをお肌に照射します。
この施術により一瞬ですが高出力の電磁波を地肌に照射するため、軽めの低温やけどに近い状態になる場合があります。
肌に異変が起きると一種の免疫反応がおこるため、この状態で血管が拡張して血流が良くなってしまうと、高熱レーザーにより免疫反応が引き起こされた皮膚組織の赤みや軽い腫れなどが治りにくくなってしまうからです。
外部から刺激を受けて皮膚が赤くなるのは血管が拡張している状態です。
毛細血管が広がることで皮下には赤みが生じるわけですが、この状態で血行が良くなりすぎると毛細血管の血流の圧力が強くなることで、炎症を治す免疫反応は遅くなり、赤みや軽い腫れなどがひきづらくなってしまいます。
また、この赤みや軽い腫れなどがさらに反応して大きくなると、痒みや軽度の痛みの症状が生じる場合があります。
脱毛施術によるかゆみや軽い腫れなどの原因は、高出力のレーザー照射された皮膚は免疫反応の一種として軽い炎症が生じますが、さらに血行が良くなることでこの免疫反応は阻害されて、より強い炎症を誘引してしまう可能性があります。
また、サウナや高温のお風呂に入浴することで、ごくまれにレーザー照射の部位が虫刺されのように膨らんでしまったり、さらに良くないケースになると、水ぶくれやヤケドと認識できる状態にまで悪化してしまう場合もあります。
よほどの条件が揃わない限り、ここまでかゆみや腫れが悪化することはレアケースとなりますが、やはり日常とは異なる負荷を地肌にかけるわけですから、当日のサウナや入浴は控えるべきというのはご理解いただけるかと存じます。
ですので、脱毛施術当日はお風呂への入浴を含め、できうる限り血流が良くなる行為全般を回避していただくことが不測の肌トラブルを引き起こさないために大切な対策の一つとなります。
医療脱毛後にお風呂は厳密に何日後から可能か
医療脱毛の施術当日については、入浴やサウナなど血行を促進する行為全般を控えていただくということを前章ではご案内させていただきました。
では医療脱毛の施術後の何日後からお風呂で入浴できるかということになりますが、翌日の朝からは今まで通りの生活をしていただいて問題ございません。
目安としては12時間後が時間的な目安となりますが、たとえ12時間経過した場合であっても、施術当日はお風呂に入浴したり激しい運動などは控えていただき、一晩は身体の回復を待っていただいてから翌日以降に入浴していただくことが推奨されるかと存じます。
ですので、医療脱毛のレーザーを照射した場合は、2、3日お風呂に入浴できないわけではありませんので、最低12時間はダウンタイムをあけていただき、さらに半日以上経過していても施術日の翌日以降にお風呂に入るようにしていただくと良いでしょう。
脱毛後お風呂に何日か入浴できないケース
脱毛施術の翌日以降であれば、それまでのようにお風呂に入ることは全く問題ないとご案内させていただきましたが、例外的に何日かお風呂に入れないケースがございます。
ほとんどレアケースとなり滅多にあることではないのですが、ごく稀に施術翌日以降もお肌のかゆみや腫れの症状が続いて赤みが引かない肌トラブル状態の場合は、翌日以降も2、3日は入浴を控えていただいたほうが良いでしょう。
このような場合に、もし診察が必要となってお薬が処方されている場合には、用法や用量を守って指示通り薬の服用や塗布をしてきちんと治療を心掛けます。
さらに治療を続けても症状の改善が見られない場合は、決して無理や我慢をせずにクリニックの専門医に診察してもらいます。
万一このような皮膚のトラブル状態の場合は、やはり血行を促進するようなお風呂への入浴やサウナ、お酒を飲んだり汗をかくような運動は治癒が遅れたり悪化する原因となるため、これらの行為は控えていただくことが強く推奨されます。
脱毛後お風呂に間違って入浴した場合
ここまでに脱毛施術の当日は入浴は制限に近い状態で控えていただくようにご案内させていただきましたが、それでもついうっかりして間違えて入浴されてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合には、気付いた時点でぬるめのシャワーに切り替えてすぐにお風呂から出るようにします。
入浴後にお風呂に入ったことに気が付いた場合には、肌の乾燥がお肌のトラブルを引き起こす原因にもなるためしっかり保湿ケアをしておきましょう。
間違えて入浴したりして身体を温めてしまった場合は、急激に身体を冷やしたりする必要はありませんので、できるだけ涼しい場所で自然に体温が元に戻るまで安静にしておくと良いでしょう。
身体の部位の熱を冷ますために
冷えピタなどの冷却ジェルシートなどは決して使用しない
でください。
確かに張り付けた部位は冷やすことは可能ですが、かるい炎症が起きている肌には刺激を与える成分などが付着すると良くない影響を与える可能性がありますので、自然に身体を冷まして血流が元に戻るようにしたほうがよいでしょう。
もし肌を冷やしたい場合は、水を含ませて絞ったあとのタオルや冷やしておいたタオルなどをレーザー照射をした部位に一定時間ごとに当てて冷やす方法がおすすめです。
間違えてお風呂に入浴したりして血流を良くしてしまった場合などの応急処置としては、上記のような水を絞ったタオルで冷やすなどの方法で対処されることが推奨されます。
それでも、お肌のトラブルが改善されなかったり入浴後にかゆみや赤みなどの症状がひどくなったり、とにかく普段とは異なる症状が皮膚に生じた場合は迷わずにクリニックで専門医にご相談してください。
間違えてうっかりお風呂に入浴してしまった場合でも、ほとんどの場合においては時間の経過とともに治まりますし、万一目立つ症状がでたり少しひどくなったりした場合にも元の皮膚の状態に治まることがほとんどですので、不安になったり焦ったりせずに心配な患者さまは安心してご相談ください。
脱毛後のお風呂についてのまとめと総括
今回は医療脱毛後のお風呂への入浴を中心にご案内させていただきました。
クリニックでの医療脱毛を受けた場合ですが、強力な出力のレーザー施術を受けた当日は、12時間以上時間が空いてもその日のお風呂への入浴は極力控えていただくことが推奨されます。
血行が良くならない程度のぬるめのシャワーで身体をやさしく流し洗いするなら全く問題ありません。
身体を温めると血流が良くなるので、血行と関連する行為全般は控えて頂く必要がありますが、ほかにもたとえ低温シャワーであっても肌を強くゴシゴシこするなどの皮膚を刺激する行為も良くありません。
脱毛施術当日はお風呂への入浴を控えるなど身体の体温があがらないようにしていただくことで、脱毛施術でダメージを受けたお肌が赤くなったりかゆみやむくみを生じたりなどのトラブルを回避することが可能です。
また、間違えてうっかりお風呂に入浴してしまった場合にも、決して焦ったり慌てたりしないで大丈夫ですのでご安心ください。
万一身体を温めてしまった場合には、できるだけ自然な状態で体温を戻してあげるようにして、レーザー照射をした部位には冷却ジェルシートなど肌に刺激を与える成分が含まれている冷却グッズは使用せずに、冷たいタオルなどで肌をいたわる方法で冷やしてあげることで、お肌のトラブルなどを防ぎやすくなります。
それでも、肌のトラブルや異常が治らなかったりひどくなってしまった場合には、けっして我慢したり自己判断せずに、臨床経験豊富な専門医が在籍するメンズスキンクリニックにご相談してください。
モニターさまによる初めての医療メンズ脱毛体験
メンズスキンクリニックで実際に医療脱毛施術を初めて受けたモニターさまに感想を語っていただいております。
体験をもとに実際の医療脱毛の感想と脱毛エステとの違いなどについて解説いただきました。
記事の監修および著者
この記事は 脱毛後のお風呂を控える医学的な理由に関する専門的な内容になっています。日本形成外科学会(JSPRS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有する メンズスキンクリニック医師陣が監修し著述しております。
記事の監修および著者:メンズスキンクリニック院長 高比史代
永久脱毛無料でお問合せ
メンズスキンクリニックでは脱毛後のお風呂を控える医学的な理由に関するカウンセリング料、診察料、再診料などは頂いておりません。
ご相談やお問い合わせはすべて無料でご対応させていただいております。
事前にご不安や心配な点などはすべてクリアしていただいてから、安心して施術を開始できます。
- このページは医療に関わる専門的な内容になっています
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そのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有する医師陣が監修し制作しております。
記事総監修医師:加藤晴之輔 - <総院長略歴>
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- ・ 岐阜大学医学部卒
- ・ 東京大学大学院医学博士
- ・ ルーチェクリニック銀座院院長
- ・ 自治医科大学形成外科非常勤講師
- <代表的な資格>
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- ・ 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- ・ 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- ・ 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- ・ 国際美容外科学正会員 Find a surgeon
- ・ 日本再生医療学会会員
- ・ アメリカ形成外科学会正会員