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毛嚢炎が脱毛原因でできた場合の適切な対処法
目次
脱毛原因の毛嚢炎への大切なポイント
- ごく稀に脱毛で毛嚢炎ができることがある
- 毛嚢炎の原因はニキビとは異なる毛穴の細菌感染による炎症
- 抗生剤やステロイド塗り薬で炎症は抑えられ治癒は早い
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毛嚢炎が脱毛原因でできた場合の適切な対処法について知る前に、当クリニックで最も推奨される医療脱毛がどのような手順で、どのような環境で医療脱毛されるかの施術の様子をYoutubeで事前に視聴いただけます。
脱毛が原因で毛嚢炎ができるケース
脱毛施術を受けた際などに、ごく稀に毛嚢炎(もうのうえん)という見た目はニキビのような吹き出物が生じてしまうことがあります。
脱毛で必ず生じるわけではなく、本当にごくたまに生じるほどの軽い炎症です。
毛根組織を破壊するために脱毛レーザーで高い出力のエネルギーを瞬間的にメラニン色素に照射することで高熱を生じさせますが、この際の高い熱エネルギーで毛根組織に強いダメージを与え破壊します。
ところが、皮下の細胞組織も高熱の影響を受けて毛穴にも軽い炎症が生じてしまい、細菌が感染することでニキビのような赤みの伴う発疹や膿をもった発疹が見られる状態になる場合があります。
毛嚢炎という炎症は、このように脱毛施術をすることで毛穴の組織に炎症ができてしまうことで、お肌にニキビのような赤みや膿をともなった小さな発疹の腫物ができる状態のことになります。
脱毛による毛嚢炎の治癒方法
もし仮にあなたが脱毛施術後に毛嚢炎が生じた場合には、一般的な治癒方法として肌を乾燥させない、つまり保湿により治すことができます。
脱毛で毛穴の組織は高熱を受けて軽い炎症が起きていますので、確かに細菌感染による毛嚢炎のリスクは通常よりは高くなってしまうと言えます。
ですので、まずは保湿クリームで表皮の潤いを保つことで、肌荒れによる皮膚の炎症リスクを防ぐことが有効です。
毛嚢炎はまれにしかできませんができやすい体質の方はいますので、そのような自覚がある方は、脱毛施術当日はお酒を飲んだりせず、ハードな運動で身体を激しく動かすとかサウナや長風呂のように高温の入浴のような、身体の血の流れを上昇させるような習慣はお控えいただくことが推奨されます。
強いレーザー照射を受けた地肌は脱毛施術当日はダメージを受けているわけですから、血流を促進するような行為によって炎症が進んでしまう可能性が多少ですがあるからです。
ですので、脱毛翌日以降は普段通りの生活でかまいませんが、せめて脱毛施術当日は血行促進の原因となるような行為は控えていただき、肌荒れなどを引き起こさないためにも保湿クリームで肌の状態をいたわってあげることが大切です。
そして、もしクリニックから脱毛施術後に肌ケアのためのお薬や塗り薬などを処方されている方の場合は、医療機関の指導のもとクリームを塗ったりお薬を服用することで、毛嚢炎を治療することができますし予防効果も高まります。
脱毛後に毛嚢炎ができた時の処方とお薬
脱毛後に毛嚢炎が生じた場合に処方される医薬品は大きく二種類に分かれます。
炎症を抑えるための塗り薬と口から飲むタイプの抗生剤が代表的なお薬となります。
塗り薬クリームタイプの抗炎症薬ではステロイドが一般的に有名ですが、ステロイドと一口にいっても作用の強いものから弱い成分構成のタイプがあり、脱毛施術後の毛嚢炎に対しては、あまり強くないステロイドでもすぐに十分な治癒効果を期待できるので、作用が弱めのステロイドを使用すると良いでしょう。
それでも毛嚢炎がなかなか治癒しない状態が長引いたり、ニキビがつぶれるように発疹がつぶれて膿が出てしまう場合には、さらに細菌の炎症を悪化させないために抗生剤が処方される場合があります。
脱毛原因の毛嚢炎には効果的なステロイド
前章では毛嚢炎に効果的な二種類のお薬をご案内させていただきましたが、脱毛施術が原因となる毛嚢炎に対しては、ステロイドの方が効果や効用が高いといえます。
ステロイドには配合成分によって強い作用を及ぼすタイプから弱めの配合のステロイドまで症状に応じた種類がいくつかありますが、脱毛による毛嚢炎の場合は、比較的お肌にも副作用の少ない弱めのステロイドで十分治すことはできるでしょう。
ここで注意したいのは、どのようなタイプのステロイドであっても処方した医師の指示のもと、用法や用量をしっかり守りながら使用する必要があります。
ご自身の感覚だけで無造作にステロイドを長期間使用した場合、状態によっては色素沈着という肌の色が茶色ぽくなってしまったり、皮膚自体がなんとなく薄い肌触りの質感に変容してしまうことがあります。
とはいえ脱毛後の毛嚢炎もごく稀な症状でステロイドを使用するのもほんの数日程度になりますし、肌の変化が生じるまでには半年とか一年以上に渡って継続使用した場合に想定される副作用となりますので、上述のような副作用はほとんど心配する必要はありません。
大切なのは処方してくれた医師を信頼して、指示された通りの用法や用量をきちんと守って抗炎症剤を使用していただくことです。
毛嚢炎ができたら脱毛施術は中止?
脱毛施術を進めている最中に毛嚢炎が発症してしまった場合には、治療を中止して脱毛できなくなることを心配されている方もいらっしゃるかもしれません。
結論からいえば、
毛嚢炎が生じたらすぐに脱毛中止ということにはなりません。
脱毛レーザーを照射した部位に、部分的にまばらな毛嚢炎が確認できる程度の軽い状態であれば、脱毛施術は継続して行えます。
ですので、毛嚢炎が発生したら治癒するまで必ず脱毛施術を遅らせる必要があるわけではありません。
状態によってはピンポイントで毛嚢炎の発症箇所を避けて脱毛施術を続けることもできます。
基本的に脱毛施術のタイミングは
発毛サイクルの関係からも1~2ヵ月程度の間隔を開ける
必要があり、たとえ毛嚢炎が起きた場合でもインターバルの期間中に十分に治癒する発疹ですから、万一毛嚢炎ができた場合にもクリニックでの適切な診察により処方されたお薬を適切に用いることですぐに治療できるとお考えいただき安心して脱毛に専念いただけます。
顔脱毛が原因の毛嚢炎への対処法
メンズ脱毛でも人気の高いお顔の脱毛ですが、ヒゲ脱毛の影響でニキビができるように顎周りやヒゲの生えている部位周辺に稀に毛嚢炎ができるケースがあります。
このケースの場合にも、
医師の診察により処方された薬剤ですぐに治療
するようにします。
もしも診療を受けていない状態で毛嚢炎が目立って確認された場合は、すぐにクリニックで診察を受けて塗り薬クリームや抗生剤などの適切なお薬を処方してもらうことがオススメです。
お顔にできたニキビや毛嚢炎は、種類は全くことなりますが対処を間違えると痕が残ってしまう場合があるため、気が付いた時にはすぐに医療機関に相談して対処対策を行うようにします。
毛嚢炎が背中の脱毛でできた時のケーススタディ
目に見える箇所であればすぐに気が付きますが、毛嚢炎が背中にできた場合は発見しずらく、お薬を塗る際にも非常に困る部位です。
ステロイド系の塗り薬がむずかしい部位でもありますし、抗生剤の服用とあわせて治療することもできますので、背中に毛嚢炎を見つけた場合には迷わずクリニックの看護師や医師に早急にご相談ください。
デリケートゾーン脱毛が毛嚢炎を引き起こした場合
毛嚢炎はお顔や背中だけでなく、脱毛対象部位すべてに発症する可能性があります。
VIO部位、つまりデリケートゾーンの陰茎や肛門周辺の脱毛施術後に毛嚢炎ができてしまった場合においても、治し方や治療方法は他の部位と同じです。
炎症を抑える作用のある
ステロイド剤や抗生剤を使用して治療
していきます。
もしもニキビのような見た目の毛嚢炎が長引くような状態であれば、決して放置しないですぐにかかりつけのクリニックに相談してください。
脱毛に起因する毛嚢炎についてのまとめ
ごく稀に脱毛施術後に毛嚢炎というニキビのような毛穴の炎症ができてしまうことがあります。
ニキビとは異なる炎症ですが肌荒れの一種の症状で、基本的にはすぐに治る症状であると言えます。
皮膚や毛穴の炎症予防には市販のものでも大丈夫ですので、保湿クリームで肌の潤いを保つようにすると治りも早いため効果的でしょう。
毛嚢炎が目立つような場合にも、医療機関であるクリニックで診察してもらうことで、炎症を抑えて治療を早める抗生剤や抗炎症剤を処方してもらい適切に治すことができます。
脱毛施術も対象部位への回数が増える度に高熱が反応する毛根組織は減少していくため、毛嚢炎の発症するリスクも比例して減っていきます。
あなたが毛嚢炎ができやすい体質でも脱毛レーザーは使用できますし、万一毛嚢炎ができた場合も治療はしやすい症状のため、安心して脱毛施術をお受けいただけましたらと存じます。
モニターさまによる初めての医療メンズ脱毛体験
メンズスキンクリニックで実際に医療脱毛施術を初めて受けたモニターさまに感想を語っていただいております。
体験をもとに実際の医療脱毛の感想と脱毛エステとの違いなどについて解説いただきました。
記事の監修および著者
この記事は 毛嚢炎が脱毛原因でできた場合の適切な対処法に関する専門的な内容になっています。日本形成外科学会(JSPRS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有する メンズスキンクリニック医師陣が監修し著述しております。
記事の監修および著者:メンズスキンクリニック院長 高比史代
永久脱毛無料でお問合せ
メンズスキンクリニックでは 毛嚢炎が医療脱毛が原因でできた場合の適切な対処法に関するカウンセリング料、診察料、再診料などは頂いておりません。
ご相談やお問い合わせはすべて無料でご対応させていただいております。
事前にご不安や心配な点などはすべてクリアしていただいてから、安心して施術を開始できます。
- このページは医療に関わる専門的な内容になっています
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そのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有する医師陣が監修し制作しております。
記事総監修医師:加藤晴之輔 - <総院長略歴>
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- ・ 岐阜大学医学部卒
- ・ 東京大学大学院医学博士
- ・ ルーチェクリニック銀座院院長
- ・ 自治医科大学形成外科非常勤講師
- <代表的な資格>
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- ・ 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- ・ 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- ・ 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- ・ 国際美容外科学正会員 Find a surgeon
- ・ 日本再生医療学会会員
- ・ アメリカ形成外科学会正会員